神戸市は、三宮再開発の中核施設となるツインタワービルの構想概要を発表しています。民間では、阪急電鉄が駅ビルとして 「阪急ビル東館の新築工事」 に着工しているほか、JR西日本も 「三宮ターミナルビル」 の建て替えを計画しています。
新たに建設されるツインタワーは、ダイエー神戸三宮店・三宮オーパ2(サンシティビル)、サンパル、中央区役所などがある場所に建設されます。
ビルの低層階はバスターミナルとなり、隣接するミント神戸にある既存のバスターミナルと一体運営されます。
また、中層階は商業施設や公共施設など、高層階はホテル、オフィス、タワーマンションなどとする。
そのうち、Ⅰ期ビルはサンパル、中央区役所がある街区などに設けられ、2020年ごろに既存ビル解体に着手し、2025年度の完成を目指します。
Ⅰ期ビルの公共ゾーンには、新しい「神戸文化ホール」(仮称、現在は大倉山駅前に所在)、三宮図書館も入居する予定です。
また、現在ダイエー・オーパ2(サンシティビル)などがある街区に建設されるⅡ期ビルは2029年度の開業を目指します。
Ⅱ期エリアの 「三宮オーパ2」 は2017年2月に開業したばかりですが、開業10年を待たずして閉館することになります。
今回の再開発に伴い、兵庫県と神戸市は国家戦略特区制度などを活用した規制緩和を国に提案することを決めています。
なお、「ポートアイランド北岸から見て建築物の高さが六甲の山並みの稜線を超えない」という市の景観基準により、建物の高さ上限は約165メートルになります。
< ホームページより >
愛知県豊山町の県営名古屋空港に「あいち航空ミュージアム」が11月30日にオープンします。戦後初の国産旅客機「YS11」や戦前の「零式艦上戦闘機(ゼロ戦)」復元機など航空史上の名機が展示され、航空機産業の歩みを伝える観光情報拠点と期待されています。
本館は2階建て、延べ7860平方メートル、格納庫同様にエプロンに面して大扉が設けられており、展示機を直接搬入可能な構造となっています。また、来場者の回遊性を向上するため、隣接するエアポートウォーク名古屋と渡り廊下で接続されています。
三菱重工業で開発、製造され、1963年に同空港を飛び立った双発プロペラ小型ビジネス機「MU2」、純国産の双発ヘリコプター「MH2000」など国内の航空機産業にゆかりの深い6機が展示されます。
ミュージアムは展示室のほか、映像室や工作室があり、屋上には滑走路を望む展望デッキも設けられ、入場料は一般1000円、小・中学生500円、高校・大学生800円です。
< JR熊本駅前の大規模再開発のイメージ (JR九州提供) >
JR九州と熊本市は11月8日、JR熊本駅と駅前広場の再開発の概要を発表しています。
JR九州は延べ床面積10万7000平方メートルの大規模複合施設を建設し、2021年春に開業させる計画。熊本市は駅前広場のバスやタクシー乗り場の配置を見直す。機能的で開放感があり、2016(平成28)年4月14日の熊本地震を踏まえ、駅前広場の一部を災害時の拠点としても使えるようにして防災性能も高めています。
複合施設は地上12階、地下1階建て。商業施設や200室のホテル、結婚式場、映画館を設ける。ホテルを除いた商業店舗の面積は3万7000平方メートル。JR九州の駅ビルでは博多駅に次ぐ規模で、鹿児島中央駅や大分駅を上回る。外壁には熊本城の色使いから着想した趣向を凝らす。800台を収容できる立体駐車場も建設する予定です。
< NY市5番街ティファニーの旗艦店内に開くカフェ(同社提供)>
米高級宝飾ティファニーは、ニューヨーク市5番街の旗艦店内に同社創業(1837年9月18日)以来初めて食事のできるスペースを開店させるとの発表がありました。
年末商戦を控え、オードリー・ヘップバーン主演の名画「ティファニーで朝食を」(米公開1961年)に憧れる顧客にとっては、長年の夢がかなえられる機会が得られ、この先の人気が気になるところです。
スペースはティファニーのギフトボックスの色にちなみ「ブルーボックスカフェ」と名付けられています。食器はすべてティファニー製を使い、メニューは朝食、昼食、アフタヌーンティーが提供されます。
旗艦店の小売りスペースとしては最上階である4階にオープン。食器や文房具などの売り場の一角を占めることになります。
きっと店内のバックグラウンドミュージックには、同映画でアカデミー歌曲賞を受賞した、ジョニー・マーサー作詞・ヘンリー・マンシーニ作曲で劇中にヘプバーン自身が歌った挿入歌『ムーン・リバー』が静かに流れていそうな気がしています。
阪急阪神ホールディングス株式会社と阪神電気鉄道株式会社は、本年1月に発表した簡易型ホテル事業の第1号ホテルについて、正式名称を「ファーストキャビン阪神西梅田」に決定するとともに、今月10月31日(火)に開業します。予約受付を「ファーストキャビン」公式ホームページ及び電話(06-6457-2370)で開始しています。
本事業は、全国で12施設を展開(8月1日現在)している株式会社ファーストキャビンと提携して実施するもので、国内外から関西へ訪れる観光客が増加する中、課題となっている宿泊施設の不足に対応するものです。
今回、新たに開業する「ファーストキャビン阪神西梅田」は、大阪市福島区の阪神本線福島駅から徒歩約2分の好立地(旧線路跡地、着工前は駐車場)に位置し、「ファーストキャビン」ブランドとしては大阪キタで初の出店となります。「URBAN RETREAT(都市の隠れ家)」を コンセプトに、既存の「ファーストキャビン」施設同様、男女別専用のエリアを設けることで女性も気軽に利用できます。
1階エントランス部分には、株式会社ファーストキャビンが、西日本で初出店となる「Cafe&Bar15」をホテルと同時開業します(東日本ではファーストキャビン「築地」・「愛宕山」・「日本橋よこやま町」で展開)。今回開業する「Cafe&Bar15」では、メニュー等も工夫を凝らしながら、沿線の歴史や文化もふんだんに取り入れた特徴あるカフェバーを展開することとしており、宿泊者の朝食はもちろんのこと、昼はランチを提供し、夜はカフェバーとして、近隣で働く会社員の利用も期待されています。
しなの鉄道(長野県上田市)は10月27日、軽井沢駅に隣接し明治時代の面影を残す旧軽井沢駅舎記念館に、改札口や待合室などの駅機能を整備した「旧駅舎口ゾーン」がオープンしています。しなの鉄道のホームと木製の廊下で結ばれ、乗客は従来の駅改札のほか、記念館の改札口も利用できるようになります。
1888(明治21)年開業の旧軽井沢駅は、北陸新幹線が東京~長野で開業し、JR信越線の一部が第三セクター「しなの鉄道」に移管された1997年に取り壊された。旧駅舎を模した同記念館は、窓枠や天井の一部を移築して2000年に建設されています。
しなの鉄道は開業20年を記念し、軽井沢駅の一部として利用できるよう整備。同県小布施町の栗菓子が楽しめるカフェや、観光列車の乗客が使うラウンジ、子供向けの待合室も併設されています。
< アクアリウムが入る建物のイメージ図。(神戸市提供) >
神戸港の新港突堤西地区(神戸市中央区)の再開発で、神戸市は26日、第1候補となる「優先交渉権者」に、住友不動産(東京)を代表とする5社連合を選んだと発表しました。6棟の建物を建て、水族館や商業施設、オフィス、住宅などを組み合わせて、にぎわいを生み出す提案で、総事業費は約460億円。年間約190万人の集客を見込んでいます。
5社連合は住友不動産のほか、SMBC信託銀行(東京)、輸入車販売のモトーレン阪神(西宮市)、カタログ通販大手のフェリシモ(神戸市中央区)、関電不動産開発(大阪市)から構成されています。
同地区は神戸港の中心地で、かつて貨物の積み下ろしの拠点でした。「都心最後の一等地」として、市は再開発を神戸港の将来構想などに盛り込んでいます。今回は、同地区のうち第1突堤の付け根部分の約3万4千平方メートルを対象としています。
提案の目玉は、水族館。直径8メートル、3層吹き抜けの円筒型水槽で、周囲360度から見られる。日本初といい、カップルなどの集客を狙う。また、フェリシモが9階建ての本社ビルを建設。写真や動画の撮影スタジオ、デザイン関連の図書館、ホールなどを整備します。
27階建て(高さ約100メートル)のマンションも2棟建設し、計700戸を分譲。低層部にはオープンカフェや食品スーパー、クリニックなどが入る。モトーレン阪神の親会社の本社や自動車のミュージアムが作られます。
フェリシモが2020年9月に本社を移転し、水族館が21年3月にオープン、その後、他の施設が順次開業する予定です。
2012(平成24)年9月より『みなと異人館』の借受人となったシスメックス株式会社が、神戸の文化発信や地域活性化への更なる支援を目的として、ポートアイランド北公園内の「みなと異人館」を10月28日(土)11:00~15:00、昨年に引き続き一般公開(無料:事前申し込み不要)される予定でしたが、台風21号によりたてものが破損したことに一般公開は中止となっています。
1906年(明治39年)に、貿易商を営むアメリカ人<ヘイガー>の自邸として北野町4丁目に建設され、1949年(昭和24年)からは、日本郵船の船員寮として使われていた異人館です。当時、船員寮は、東棟、西棟の2棟で構成されていました。東棟(旧ワサ・ダウン住宅)は香川県高松市の四国村に移築され、西棟は1978年(昭和53年)に神戸市の所有となり、1981年(昭和56年)の神戸ポートアイランド博覧会開催前にポートアイランド北公園に移築されて「みなと異人館」として公開されました。
館内は1、2階とも明治時代の西洋館の雰囲気を損なわないように内装・調度が統一されています。2階の展望室から神戸大橋と神戸港の船客ターミナル群を一望できるというロケーションに移築されています。
公開後は喫茶店や休憩・展示スペースとなり、1998年4月からは目黒雅叙園によって結婚式場としても利用されていました。しかし、老朽化のため、2008年7月20日付でいったん閉館されます。
閉鎖から4年後の2012年9月に、神戸市に本社を置くシスメックスが神戸市と10年間の賃貸借契約を結びました。シスメックスは建物を改修の上、ゲストハウスとして使用しています。
通常は一般には非公開ですが、2013年12月1日に5年半ぶりとなる一般公開を行い、以後定期的に一般公開を実施されていました。台風による損傷の程度は不明ですが、早い復旧を願っています。
三菱地所レジデンスは本日、タワーマンションとしては日本最高階数となる60階建ての「ザ・パークハウス 西新宿タワー60」(東京・新宿、総戸数953戸)を公開しました。
44階のバーからは、富士山が一望できる眺望環境を備えているほか、スギやヒノキを多用した共用施設や災害時に防災拠点として活用される広場も設けられています。10月31日から入居者に引き渡しを始めます。
「西新宿タワー60」は高さ208.97メートル。東京都内では最高で、日本でも三越大阪店跡地に建つ「The Kitahama(ザ・キタハマ)」(大阪市)の209、4mに次ぐ高さです。
2015年2月に販売を開始し、同年11月に事業協力者住戸を除く777戸が完売しています。最高価格は3億5千万円。建設地は従来、老朽化した木造住宅が密集した地域で、緊急車両が通りにくいなどの課題がありました。1992年に有志による再開発構想が浮上。2014年に着工していました。
どちらの分譲マンションも、2022年には虎ノ門・麻布台地区B-1街区の地上63階(270m)に記録を塗り替えられる予定です。
11月で開館から30年となる大型児童館「こべっこランド」(神戸市中央区東川崎町1)で15日、累計入場者数が1千万人に達しています。記念セレモニーがあり、神戸市室内合奏団による演奏などで節目を祝いました。
神戸ハーバーランドの入り口にあり、子供連れには利用しやすい場所に立地していますが、2021年秋ごろに兵庫区上庄通1の下水処理場「中部処理場」跡地へ移転させる方針が出されています。センター内のこども家庭センター(児童相談所)で受け付ける相談が増え、機能強化を図ります。
市総合児童センターは1986年完成。子育て支援などを担う大型児童館「こべっこランド」が入り、子どもの遊び場所や体験施設として親しまれています。児童相談所は翌87年、兵庫区東山町から移転しました。
こども家庭センターに寄せられる障害や虐待に関する相談は2015年度で7087件と5年前の1・4倍に増加。現施設はスペース拡張の余地がなく、運営を続けながらの改修は難しいとのこと。こべっこランドとは療育指導などで連携しており、一体移転が決定されました。
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