神戸に住む住民として、浜松町の再開発派に直接的に関係ありませんが、業界の会合として、出向くホテルが 「アジュール竹芝」 で、その最寄りの駅が 浜松町 であり、また今後の動向が気になる東芝がらみであり、設計者が<槙文彦>氏であることで気になりました。
野村不動産やJR東日本などは、東芝本社が入る浜松町ビルディングを含む東京・浜松町周辺の再開発計画を発表しています。2029年度の完成を目指し、高さ約235メートルの高層ビル2棟を建てます。設計者には世界的な建築家の<槙文彦>氏を起用する。総事業費は3500億円を超える見通し。
野村不動産の親会社である野村不動産ホールディングスは08年、浜松町ビルディングを保有する東芝の不動産子会社、東芝不動産(現NREG東芝不動産)の発行済み株式の65%を取得して傘下におさめた。東芝の経営危機につながる不適切会計が発覚する前の14年夏ごろに今回の再開発計画の検討が始まった。東芝本社の新ビルへの入居については現時点で明らかになっていない。
再開発するのは野村不動産の子会社、NREG東芝不動産が持つ浜松町ビルディング、JR東日本が持つカートレイン乗降場跡地が一体となった4.7ヘクタールの敷地。着工は20年度を予定。2棟の高層ビルのうち、23年度完成のS棟はオフィスとホテル、29年度完成のN棟はオフィスと住宅で構成する。総延べ床面積は約55万平方メートル。
計画ではJR浜松町駅南口の東西自由通路の拡幅やバリアフリー化も同時に進めるほか、再開発用地周辺の芝浦運河の船着き場やテラス、広場なども整備する予定になっています。
六甲山の麓、緑に囲まれて建つドイツルネサンス様式の東西50mに及ぶ白亜の館は、1917年(大正6年)竣工の「奥平野浄水場旧急速濾過場上屋」で、その風格ある外観から、戦前の都市政策における水道事業の重要性を慮ることができます。
奥平野浄水場は神戸市水道創設時の浄水場であり1900年(明治33年)には付近の布引貯水池(布引ダム)、烏原貯水池などの水源を浄化の上、市内への給水を開始している。また1919年(大正8年)に完成した神戸市北区の千苅ダムから、延々30km以上の送水管(神戸水道)の終着点でもあります。
日本建築学会からの保存要請を受けて、1990年(平成2年)に、この館の保存活用を目的とする神戸市水道給水開始90周年を記念した「水」をテーマとする科学館「神戸市水の科学博物館」として公開されています。
設計は<河合浩蔵>(1856年2月29日)-1934年(昭和9年)10月6日)、主に明治・大正期に活躍した建築家で、1897年工部省退官後、神戸地方裁判所 の設計委嘱を機に神戸市に移住し、1905年に河合建築事務所を開設。関西建築界では長老的な存在でした。
JR三ノ宮駅山側のフラワーロード沿いにありました、「新神戸サンホテル」の跡地で工事中のビジネスホテル「ユニゾイン神戸三宮」が、2018年1月25日(木)開業として、宿泊の予約を受け付け始めました。
全国で15のビジネスホテルを展開する「ユニゾホテル」(東京)は、近畿エリアでは京都、大阪(2018年1月5日開業予定)に次いでの兵庫県内の進出になります。商用客のほか国内外の観光客の利用を見込んでいます。
地上11階建て(延べ床面積約3922平方メートル)を新築し、シングルを中心に199室を設けています。1階には飲食店チェーン「松屋」が入り、朝食サービスの提供を担います。
宿泊料金はシングルの素泊まりが8千円前後で、朝食付き宿泊プランの予約は8月から受け付ける予定です。
ファッションビルの 旧「神戸メディテラス」 (神戸市中央区)を取得したパルコが、現物件を建て替えた上で、兵庫県内初進出となる中規模ショッピングモール「(仮称)三宮ゼロゲート」を2018年秋に開業させる発表が、昨日ありました。投資額は解体費用を含めて約6億7千万円。テナント構成は未定ですが、店舗レイアウトの自由度を高めるには建て替えが必要と判断した模様。
三宮センター街西端にある「神戸メディテラス」は、アパレル大手のワールド(神戸市中央区)が05年に開業。競争激化などを理由に営業継続を断念した同社から、パルコが2015年に33億3千万円で取得していました。
現建物は地上4階、地下1階建てで、延べ床面積は約1500平方メートル。異国情緒が漂う外観 が特徴的でした。
新築するビルは地上4階建てで、外壁の大部分をガラス張りにし、夜間の照明で景観を演出する。地階を設けないが、今の延べ床面積を維持する。今年12月に着工する予定です。
三菱合資会社神戸支店として1900(明治33)年に建てられ、1945(昭和20)年からは三菱銀行神戸西支店、1977年からは 「ファミリアホール」 として使用されていた建物跡地に計画されたマンションの全貌が宣伝され始めています。
重厚な御影切石積みの建物の外壁だけを残す手法が用いられ、外壁だけを残した 「神戸地方裁判所」 の保存方法と同じです。
マンションとしての計画建物は、超高層制振タワーとして地上33階建て、総戸数352邸の規模です。
8月には、詳しいパンフレットが出来上がるようですが、JR神戸駅から徒歩5分、阪神西元町駅から徒歩1分、ハーバーランドまでも徒歩5分ほどの環境ですので、あとは分譲価格が気になるところです。
1929(昭和4)年、神戸市灘区の摩耶山中に建てられ、最近まで20年以上放置されてきた旧「摩耶観光ホテル」を保存し、国の登録文化財になるための資金をインターネット上で募る、クラウドファンディング が始まっています。目標額は8月28日までに500万円。一定金額以上の出資者には建物内部の撮影ができるなどの“特典”もあり、企画するNPO法人などは広く支援を呼びかけている。
同ホテルは昭和初期のモダニズム文化を感じさせる建築ながら、長年の放置で廃虚化。独特の雰囲気が人気で、映画の撮影などにも使われている。今年3月からは地元の市民団体 「摩耶山再生の会」 による歴史遺構を訪ねる催しの中で、外観が見学できるようになった。
建物は老朽化が進み、雨漏りも激しい。不法侵入者への対策も不可欠。そのため、産業遺産の保存・活用を手掛けるNPO法人「J-ヘリテージ」(神戸市兵庫区)、建築士らでつくる同法人「ひょうごヘリテージ機構H2O神戸」、所有者の日本サービス社(大阪府箕面市)の3者で、6月29日にクラウドファンディング「摩耶観光ホテル保存プロジェクト」を始めた。
500万円が集まれば、登録文化財の申請に必要な調査と資料作成▽屋上にシートを張るなどの雨漏り対策▽昨年設置した機械警備と防犯カメラの費用回収に当てられます。期間内に目標額を達成できなければ、出資者に全額返金されます。
1口3千円以上。1万円の出資者には、ホテルの部屋鍵を模したキーホルダーかメモ帳セットを贈る。2万円では、建物の調査に10人一組で同行し、内部の見学・撮影が1時間程度できる(先着200人)。10万円だと一組2人までの少人数で3時間ほど見学・撮影ができる(同20組)。14歳未満は内部に入ることができない。撮影データは同プロジェクトへの提供が必要ですが、私的利用もできます。
阪急電鉄が、2021年春の竣工を目指して進めている「神戸阪急ビル東館 建替計画」において 解体工事 が完了し、新築工事に着手しています。
1936(年昭和11)年三宮駅と一体で建設した旧神戸阪急ビル東館は、1995年1月の阪神・淡路大震災で被災し解体。1995年12月に 暫定的な駅ビル として開業しましたが、2016年4月に本格的な建て替え計画を決定し、同年8月から解体工事を行なってきた。新しい神戸阪急ビル東館は、神戸の中心地・三宮のランドマークとなるような規模になっています。
同計画では、 神戸市営地下鉄(山手線)との乗り換えの利便性の向上や公共的空間の創出を図るなど駅の整備を一体的に行うとともに、「旧神戸阪急ビル東館」のデザインを新しいビルの低層部で再生。東側には、大きなアーチ状の窓と円筒形の立面を配して旧ビル(初代)のイメージを継承させています。
地下3階地上29階建てで面積は約2万8,850平方メートル。ホテル、オフィス、商業施設等から構成され、このうちホテルは阪急阪神ホテルズが展開している宿泊主体型ホテル「レム(remm)」が入居する。また、最上階には展望フロアを整備し、みなと街神戸の景観を楽しめるとともに、オフィスフロアの最上階(15階)には神戸市が検討する産学交流拠点を誘致していく予定です。
JR三ノ宮駅の 「ターミナルホテル」 の建て替え工事もあり、神戸の玄関口の様変わりが今後一挙に進みそうです。
神戸港開港150年記念事業の一環として、昨年6月30日(木)に起工しました神戸港福利厚生施設「神戸ポートオアシス」が竣工、本日完成披露式典が10時より行われました。
一般の利用は、7月1日(土)からです。
フェリーターミナルがある新港第3突堤の北側にあり、約2400平方メートルの敷地に、鉄骨造5階建、延べ面積約4600平方メートルの施設で、工事費は約17億円です。
1階は食堂(120席)とコンビニエンスストアが入り、2・3階は400席の多目的ホール。4・5階は事務室のほか、海側を眺められる会議室が設けられています。
港の新たな玄関口として、有効に活用してもらいたいものです。
かねてより遅れ遅れの工事進行でした~兵庫運河周辺エリアに関西地区最大級の「食」特化型モール~ 「イオンモール神戸南」 が9月のグランドオープンに先行して6月30日(金)に第一期オープンします。
当モールは、兵庫区南部の「神戸市中央卸売市場本場西側跡地」に位置しています。神戸市中央卸売市場本場に隣接した立地特性を活かし、同市場とコラボレーションした一大マーケットの展開、市場ならではの臨場感溢れる食の体験、神戸ブランドの提供など、毎日の生活に欠かせない“食”を中心に、地域の住民の日常に寄り添う神戸市内の新たなランドマークとして、地域と一体となり、まちの賑わいを目指しています。
モールコンセプトは、『ハッピーをめしあがれ!』。食を中心としたライフスタイルや、創り、味わう食のシーンなど、人生に溢れる様々な食のニーズに対応。第一期として、当モール最大の特徴であるイオンスタイル神戸南を含むマルシェゾーンを開業し、9月中旬に全館を開業します。
ドン・キホーテは6月16日(金)、神戸市垂水区に「MEGAドン・キホーテ神戸学園都市店」(神戸市垂水区小束山手2-1-1)をオープンします。
学園都市のニュータウン入口に位置し、毎日市場から仕入れる驚安日配品を展開してお客の日常使いを促進する。
近隣に5つの大学を構える地域の特性から、化粧品やカラコンといったコスメなど、スマホパーツなど若者に人気のあるトレンド商品も充実させた時間消費型ショッピングを狙っています。
店内はカートやベビーカーでも買い回りしやすいレイアウトを施し、ゆっくりと買い物できるほか、オリジナルブランド「情熱価格」を中心に、求めやすい商品から高品質の商品まで幅広いラインナップでライフスタイルを提案する。
店舗は港町である神戸市にちなんで海をイメージした外壁やヤシの木など、地域色のある外観を施し、近隣施設とともに地域の憩いの場となるアミューズメントエリアを目指しています。
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