『日本侠客伝 花と龍』@BS12トゥエルビ
4月
17日
今夜<18:00>より「BS12トゥエルビ」にて、「日本侠客伝」シリーズ(全11作品)の第9作目として1969年5月31日より劇場公開されました『日本侠客伝 花と龍』の放送があります。
今回の物語の原作は、昭和の人気作家<火野葦平>が、自らの実父である<玉井金五郎>の波瀾万丈の生涯を書き綴った新聞連載小説『花と龍』(1952年(昭和27年)4月から1953年(昭和28年)5月まで『読売新聞』)を原作としています。
日露戦争が終わった明治時代の末。戦友を訪ねて北九州にやって来た「玉井金五郎」は、大勢の仲間たちとともに港湾労働者として働きだします。持ち前の度胸ときっぷのよさで「金五郎」はたちまち周囲の信頼と敬服を得るようになり、次第に皆のリーダー的存在へとのし上がっていきます。仕事仲間の「林助」の妹で気性の荒い「マン」と当初は衝突ばかりしていた「金五郎」は、やがて彼女と結婚する一方、賭場で出会った女侠客お京にも心惹かれるようになります。「金五郎」の肩には、女賭博師の「お京」が彫った花と龍の刺青がありました。
「玉井金五郎」に<高倉健>、「マン」に<星由里子>、「お京」に<富司純子>、「吉田機青」に<若山富三郎>、「大田新之助」に<二谷英明>、「林助」に<山本麟一>ほかが出演、監督は<マキノ雅広>が務めています。
第1作『日本侠客伝』(1964年)から手掛けてきた<マキノ雅広>は、これを最後に本シリーズの監督から離れ、残りのシリーズ2作はそれぞれ別監督が務めています。