第76回カンヌ国際映画祭のある視点部門に出品された韓国映画『原題:화란(ファラン)』が、邦題『このろくでもない世界で』として、2024年7月26日より公開されます。
ある寂れた町を舞台に、継父からの暴力と貧困に喘ぐ18歳の少年「ヨンギュ」と、彼の絶望漂う瞳にかつての自分を重ねた裏社会の男「チゴン」の姿が描かれています。
<ホン・サビン>が「ヨンギュ」を演じ映画初主演を務め、テレビドラマ『ヴィンチェンツォ』(2021年)・『ロ・ギワン』(2024年・Netflix)などで知られる<ソン・ジュンギ>が「チゴン」に扮し、また歌手<キム・ヒョンソ>(BIBI)もキャストに名を連ね、監督と脚本を担当したのは、本作が初長編作品となる<キム・チャンフン>です。
なお第44回青龍映画賞では<ホン・サビン>が新人男優賞、<ソン・ジュンギ>が人気スター賞を受賞しています。5月7日に開催されました第60回百想芸術大賞の映画部門では<ソン・ジュンギ>が助演賞、<ホン・サビン>と<キム・ヒョンソ>が新人演技賞、<キム・チャンフン>が新人監督賞にノミネートされていましたが、新人演技賞(女性)を<キム・ヒョンソ>が受賞しています。