求人1.23倍、失業率は2.5%@厚生労働省&総務省
7月
30日
30日、厚生労働省が発表しました6月の有効求人倍率(季節調整値)は、前月比0.01ポイント低下の1.23倍と3カ月連続で低下しています。2022年3月以来、27カ月ぶりの低水準を記録しました。物価高による家計圧迫などを背景に求職者数が増えた一方、コスト増で求人が手控えられ倍率低下につながりました。
総務省が同日発表した6月の労働力調査によりますと、完全失業率(同)は0.1ポイント低下の2.5%と5カ月ぶりに改善しています。新たに求職する人が減ったことなどから、改善につながったと説明しています。
有効求人倍率は、ハローワークで仕事を探す求職者1人に対し何人分の求人があるかを示しています。有効求人数は0.1%減った一方、有効求職者数が0.6%増えています。厚生労動省によりますと、高齢者の求職者数が増えており、「物価高で年金収入だけでは生活費を補えない」との声が出ているようです。