21日、米労働省が発表しました先週の米新規失業保険申請件数は増加し、6月以来の高水準となりました。継続受給者数も増え、労働市場の減速が一段と鮮明になっているようです。
新規失業保険申請件数(16日終了週)は前週比1万1000件増の「23万5000件」で、市場予想は22万5000件でした、前週は22万4000件失業保険の継続受給者数(9日終了週)は197万2000人に増加し、2021年11月以来の高水準になっています。市場予想は196万人でした。また、前週は194万2000人(速報値195万3000人)に修正されています
7月雇用統計で雇用者数の伸び鈍化と失業率の上昇が示された後だけに、新規失業保険申請件数の増加が続けば、労働市場への懸念を一段と強める恐れがあります。継続受給者数の増加は、失業者が再就職先を見つけにくくなっている状況を反映しています。
週ごとの変動をならした新規申請件数の4週移動平均は22万6250件に上昇し、1カ月ぶりの高水準となりました。季節調整前ベースでは減少。州別ではカリフォルニア、ミシガン、テキサスでの減少が目立ちました。