『はだしのゲンはまだ怒っている』@<込山正徳>監督
8月
21日
<中沢啓治>によるマンガ『はだしのゲン』の誕生から現在を見つめるドキュメンタリー映画『はだしのゲンはまだ怒っている』が、2025年11月に公開されます。
これは2024年9月に「BS12 トゥエルビ」で放送されましたテレビ番組『はだしのゲンの熱伝導 ~原爆漫画を伝える人々~』を映画化しています。『はだしのゲン』では、広島に落とされた原子爆弾で被爆し家族を失った少年「ゲン」が、貧困や偏見に苦しみながらも力強く生き抜く姿が描かれています。
マンガ『はだしのゲン』は、『週刊少年ジャンプ』での連載が始まった1973年から半世紀、25カ国で翻訳出版され世界中で親しまれています。しかし近年は「描写が過激」「間違った歴史認識を植え付ける」と、学校図書館での閲覧制限を求める声が上がったり、広島市の平和教材から削除されたりするなど大きな議論を呼んでいます。
監督を務めたのは、ドキュメンタリー番組『春想い ~初めての出稼ぎ~』・『生きてます16歳 ~500gで生まれた全盲の少女~』で知られる<込山正徳>です。これが映画初監督となります。