ダウ平均株価(6月27日)終値4万3819ドル27セント
6月
28日
27日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は続伸して始まりました。インフレを巡る過度な懸念が薄れるなか、米連邦準備理事会(FRB)が年内に利下げを再開するとの観測が高まっています。
(FRB)高官からは年内の利下げを示唆する発言が相次いでいます。ミネアポリス連銀の<カシュカリ総裁>は、27日公表しました小論で「年内に2回の(0.25%の)利下げをする見通しを維持している」と述べ、9月利下げの可能性に言及しました。
(FRB)のパウエル議長は関税の影響が夏ごろに顕在化するとしつつ、年内に利下げする方針を示唆しています。<トランプ米大統領>は、2026年5月に議長の任期が切れる<パウエル(FRB)議長>の後任について、早期の指名を検討しているようです。<トランプ米大統領>の意向に沿って2026年半ば以降も(FRB)が緩和的な金融政策を進めるとの観測も投資家心理を支えています。
米関税政策を巡っては、米政権が「相互関税」の上乗せ部分の猶予期間を7月9日から延長する可能性が意識されています。26日には、<ラトニック商務長官>が10カ国・地域との交渉成立が近いと述べています。関税が一段と上がることへの警戒が薄れていることも、株買いにつながっているようです。
27日発表の5月の米個人消費支出(PCE)では物価指数が前月比(0.1%上昇)し、市場予想に一致しています。食品とエネルギーを除くコア指数の前月比上昇率は(0.2%)と、市場予想の(0.1%)を上回りました。一方、個人所得と個人消費支出がいずれも市場予想を下回っています。経済の減速感が強まっているとの見方は、株価の上値を抑えているようです。
ダウ平均株価は、前日比432ドル43セント(1.00%)高の4万3819ドル27セントで終えています。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価は、前日比105.54ポイント(0.52%)高の2万0273.46で終えています。昨年(12月16日)の最高値「20173.89」を更新しています
S&P500種株価指数は、前日比32.05ポイント (0.52%)高の6173.07で終えています。昨年(12月19日)の最高値「6144.15」を更新しています。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価は、前日比105.54ポイント(0.52%)高の2万0273.46で終えています。昨年(12月16日)の最高値「20173.89」を更新しています
S&P500種株価指数は、前日比32.05ポイント (0.52%)高の6173.07で終えています。昨年(12月19日)の最高値「6144.15」を更新しています。