バイオレンス映画『REVENGE リベンジ』などを手がけてきたフランスの女性監督<コラリー・ファルジャ>が、
『ゴースト ニューヨークの幻』などで1990年代にスター女優として活躍した<デミ・ムーア>を主演に迎え、若さと美しさに執着した元人気女優の姿を描いた『サブスタンス』が、2025年5月16日より公開されます。
50歳の誕生日を迎えた元人気女優の「エリザベス」は、容姿の衰えによって仕事が減っていくことを気に病み、若さと美しさと完璧な自分が得られるという、「サブスタンス」という違法薬品に手を出します。薬品を注射するやいなや「エリザベス」の背が破け、「スー」という若い自分が現れます。
若さと美貌に加え、これまでの「エリザベス」の経験を持つ「スー」は、いわば「エリザベス」の上位互換とも言える存在で、たちまちスターダムを駆け上がっていきます。「エリザベス」と「スー」には、「1週間ごとに入れ替わらなければならない」という絶対的なルールがありましたが、「スー」が次第にルールを破りはじめます。
2024年・第77回カンヌ国際映画祭コンペティション部門で脚本賞を受賞。第75回アカデミー賞では作品賞のほか計5部門にノミネートされ、メイクアップ&ヘアスタイリング賞を受賞。「エリザベス」役を怪演した<デミ・ムーア>はキャリア初となるゴールデングローブ賞の主演女優賞(ミュージカル/コメディ部門)にノミネート&受賞を果たし、アカデミー賞でも主演女優賞にノミネートされています。