「1ドル=143円72銭~143円74銭」
5月
6日
5日のニューヨーク外国為替市場で円相場は続伸し、前週末比1円25銭円高・ドル安の「1ドル=143円65〜75銭」で取引を終えています。円の高値は「1ドル=143円54銭、安値は「1ドル=144円23銭」でした。
米中の貿易を巡る交渉の進展期待が一服し、これまで積み上げていた円売り・ドル買いの持ち高を解消する動きが優勢でした。
米中の交渉が進展し、貿易摩擦が緩和に向かうとの観測から主要通貨に対してドル買いが進み、円相場は前週に「1ドル=145円台後半」まで下落する場面がありました。4日、<トランプ米大統領>は米政権関係者が中国政府と協議しているものの、現時点で自身が<習近平国家主席>と対話する予定はないと明らかにしています。
円相場は伸び悩む場面が出ています。米サプライマネジメント協会(ISM)が、5日に発表しました4月の非製造業(サービス業)景況感指数は市場予想を上回りました。<トランプ米政権>による関税政策が米経済の逆風になるとの懸念が根強いなかで、米景気が底堅さを保っているとの見方は円売り・ドル買いに傾いています。