日本初の「統合型リゾート建設」工事着工@人工島・夢洲
4月
25日
24日、日本初の統合型リゾート(IR=Integrated Resort)施設の建設工事が大阪湾に浮かぶ人工島・夢洲(ゆめしま)で着工しました。
(IR)の工事を巡っては、去年、博覧会国際事務局長などが、景観や騒音を懸念して、万博期間中の工事の中断を要請、大阪府や市は、来場者が増える開幕直後やお盆などに(IR)の工事を休止する日を増やすほか、くい打ち工事を2カ月延期し、重機の稼働台数のピークを万博の閉幕後にずらすなどの対策を講じることで、期間中の工事実施に合意していました。
約49ヘクタールの敷地内にカジノのほか、国際会議場やホテルなどが順次つくられます。開業は2030年ごろの予定です。
(IR)施設は、米カジノ大手のMGMリゾーツ・インターナショナルの日本法人やオリックスなどが出資する「大阪IR」が手がけます。初期投資で約1兆2700億円を投じ、開催中の大阪・関西万博の会場の北隣に整備されます。
ポーカーやバカラができる約470のゲーム台とスロットなどの電子ゲーム約6400台があるカジノのほか、6千人以上が集える会議室を備えた国際会議場や計約2500室の三つのホテル、商業施設、バスターミナルなどで構成されます。年間約2千万人の来場を予定し、約5200億円の売り上げをめざすとしています。