<石川慶>監督『遠い山なみの光』@第78回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門
4月
11日
フランスで5月13日(現地時間)に開かれます第78回カンヌ国際映画祭の出品作が10日発表され、最高賞パルムドールを競うコンペティション部門に<早川千絵>監督の『ルノワール』が選ばれています。
また、独自性の強い作品などが対象の「ある視点」部門に、<石川慶>監督の『遠い山なみの光』が入っています。
『遠い山なみの光』は、2017年にノーベル文学賞を受賞し、『日の名残り』(1989年)・『わたしを離さないで』(2005年)など、映画化作品でも非常に高い評価を受ける<イシグロ・カズオ>が、1982年に綴り、王立文学協会賞を受賞した長編小説デビュー作品が原作です。
自身の出生地である長崎を舞台として繰り広げられる本作は、戦後間もない1950年代の長崎、そして1980年代のイギリスという、時代と場所を超えて交錯する〈記憶〉の秘密を紐解いていくヒューマンミステリーで、主演は<広瀬すず>が務めています。