「1ドル=150円24銭~150円26銭」
2月
20日
20日の東京外国為替市場で、円相場は続伸でした。17時時点では前日の同時点に比べ1円42銭円高・ドル安の「1ドル=150円23〜25銭」で推移しています。一時は「1ドル=149円95銭」近辺と、昨年(12月9日)以来およそ2カ月ぶりとなる水準まで上昇しました。
日銀が早期に追加利上げに動く可能性が意識されているほか、19日の米長期金利の低下を受けて日米金利差の縮小を見込んだ円買い・ドル売りが優勢でした。
円相場は夕方に上昇幅を広げ、約2カ月ぶりに心理的節目の150円ちょうどを上回りました。日銀の<植田和男総裁>は20日昼、首相官邸で<石破茂首相>と会談しています。
<植田和男総裁>は会談後に記者団に対して「金融・経済動向に関する一般的な意見交換だ」と述べましたが、金融市場では追加利上げに対する思惑が強まり、円買い・ドル売りにつながっています。日本時間20日の取引で米長期金利が一段と低下した点もドルへの売りを促しました。