<藤井聡太王将>(327)第74期王将戦七番勝負第4局
2月
16日
15日、大阪府高槻市の「山水館」で<藤井聡太王将>(22・七冠)に<永瀬拓矢九段>(32)が挑戦するALSOK杯第74期王将戦七番勝負第4局が行われ、午後6時に<永瀬拓矢九段>が72手目を封じ、1日目が終了しています。
ここまでの七番勝負の成績は<藤井聡太王将>が3勝、<永瀬拓矢九段>が0勝。 <藤井聡太王将>が勝てば防衛(4連覇)となります。4連覇を果たせば、通算タイトル獲得数が27期となり、<谷川浩司十七世名人>に並ぶ歴代5位タイに浮上します。
先手<藤井聡太王将>、後手<永瀬拓矢九段>で始まりました第4局です。先手、後手とも角を交換してから銀を繰り出し、ともに5筋の四段目に銀を据える「角換わり腰掛け銀」の戦型から始まり、王の細かい駆け引きの中で<永瀬拓矢九段>が指した44手目△3一王から前例を離れた将棋に進みました。<永瀬拓矢九段>は深い研究ゆえにテンポよく指しながら、<藤井聡太王将>は時間を使って対応を熟考しています。
持ち時間各8時間のうち、<藤井聡太王将>の残り持ち時間は3時間35分、<永瀬拓矢九段>は5時間31分。持ち時間に大差がつきましたが、形勢は互角です。本日午前9時より、2日目が指し継がれます。