11日のニューヨーク外国為替市場で円相場は続落し、前日比50銭円安・ドル高の「1ドル=152円45〜55銭」で取引を終えています。円の安値は「1ドル=152円61銭、高値は「1ドル=152円23銭」でした。
米連邦準備理事会(FRB)の<パウエル議長>が同日、「追加利下げを急がない」姿勢を示し、市場の追加利下げ観測が後退したことが円相場の重荷となりました。
10日、<トランプ米大統領>は3月12日から鉄鋼やアルミニウム製品の輸入に対して(25%)の関税を課す大統領令に署名しました。今後は自動車や半導体、医薬品の関税引き上げを検討するとも明らかにしています。前週末には、今週中に貿易相手国に同水準の税率を適用する「相互関税」を発表する考えも示していました。米政府の関税引き上げが広範囲に及ぶとの見方から、幅広い通貨に対してドルが上昇しやすかった面もありました。