利下げ「急ぐ必要ない」@米FRB議長
2月
12日
11日、米連邦準備制度理事会(FRB)の<パウエル議長>は、上院銀行委員会で証言しました。
米国の雇用情勢は底堅く推移する一方、インフレは根強さを示す。<トランプ米大統領>の高関税政策が経済に及ぼす影響を巡る不透明感が増す中、<パウエル議長>は、「政策スタンス調整で急ぐ必要はない」と強調。金利を当面据え置き、様子見する構えです。
先週発表されました1月の雇用統計では失業率が(4.0%)と、前月比(0.1ポイント)低下。2カ月連続で改善でした。非農業部門の就業者数は前月比14万3000人増加。一時の勢いは失われたとはいえ、堅調な水準を保っています。
一方で、(FRB)が重視する個人消費支出(PCE)物価指数は昨年12月、前年同月比で(2.6%上昇)。伸びは3カ月連続で拡大しています。<パウエル議長>は、「目標の2%に対し、なおも幾分高い」とみています。