8日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は反発して始まりました。朝発表の米雇用指標が労働市場の底堅さを示しました。米景気先行きへの懸念が和らぎ、株買いが先行しています。
午後に入ってダウ平均は一段高となり、上げ幅は700ドルを超える場面がありました。
8日発表の週間の新規失業保険申請件数は23万3000件と、市場予想(24万件)を下回りました。上方修正された前回分(25万件)から減少でした。市場では経済が減速していることは明らかだが、景気後退が始まったとはみられないとの受け止められています。前週には7月の米雇用統計など雇用指標が相次いで労働市場の軟化を示していただけに、過度な不安が和らいだことが相場を支えています。
指標を受け、米長期金利は上昇しています。10年債利回りは前日終値(3.94%)から上昇し、節目の(4%)を上回って推移しています。
ダウ平均株価は、前日比683ドル04セント(1.76%)高の3万9446ドル49セントでした。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は、前日比464.22ポイント(2.87%)高の1万6660.02でした。
S&P500種株価指数は、前週末比119.81ポイント (2.30%)高の5319.31でした。