19日午前の東京株式市場で日経平均株価は続落し、午前終値は前日比173円73銭(0.43%)安の3万9952円62銭でした。取引時間中としては
(7月2日)以来およそ2週間ぶりに節目の4万円を下回りました。
18日の米株式市場で主要3指数が下落した流れを引き継ぎ、東京市場でも幅広い銘柄で売りが優勢となりました。下げ幅は一時300円を超え「3万9824円58銭」の安値を付けましたが、日経平均は前日までの2営業日で1000円あまり下げていたとあって、下値では押し目買いが入り、上昇する場面も出ています。
18日の米市場ではダウ工業株30種平均株価が反落するなど軟調で、東京市場で投資家心理の重荷となりました。もっとも、台湾積体電路製造(TSMC)の2024年4〜6月期決算や7〜9月期の売上高見通しが市場予想を上回り、米半導体大手のエヌビディアなどには買いが入っています。東京市場でもこのところ下げが目立っていた東エレクやアドテストに自律反発狙いの買いが入っています。
値がさ半導体関連株の一角の上昇で日経平均は上げる場面もありましたが、上値を追う雰囲気は弱く、米国の<バイデン大統領>が大統領選から撤退を決断する可能性があると伝わったほか、日本時間19日午前には<トランプ前大統領>の共和党全国大会での大統領候補の指名受諾演説もあり、<トランプ前大統領>の発言を含めた米大統領選の動向を見極めるために投資家の様子見姿勢が強まっているようです。
終値は、前日比62円56銭(0.16%)安の4万0063円79銭で取引を終えています。