『ありふれた教室』@<イルケル・チャタク>監督
5月
13日
ある中学校で発生した小さな事件が予想もつかない方向へと進み、校内の秩序が崩壊していく様を、ひとりの新任教師の目を通して描いた2022年ドイツ製作の『ありふれた教室』が、2024年5月17日より公開されます、
仕事熱心で正義感の強い若手教師の「カーラ」は、新たに赴任した中学校で1年生のクラスを受け持ち、同僚や生徒の信頼を得ていきます。ある時、校内で盗難事件が相次ぎ、「カーラ」の教え子が犯人として疑われます。校長らの強引な調査に反発した「カーラ」は、独自に犯人捜しを開始します。ひそかに職員室の様子を撮影した映像に、ある人物が盗みを働く瞬間が収められていました。
しかし、盗難事件をめぐる「カーラ」や学校側の対応は、やがて保護者の批判や生徒の反発、同僚教師との対立といった事態を招いてしまいます。後戻りのできない「カーラ」は、次第に孤立無援の窮地に追い込まれていきます。
主演は映画『白いリボン』やテレビシリーズ『THE SWARM ザ・スウォーム』で活躍する<レオニー・ベネシュ>が演じ、ドイツのアカデミー賞にあたるドイツ映画賞で作品賞はじめ5部門を受賞。第96回アカデミー賞の国際長編映画賞にノミネートされた作品です。