「1ドル=148円05銭」
2月
8日
7日のニューヨーク外国為替市場で円相場は反落し、前日比20銭円安・ドル高の「1ドル=148円10〜20銭」で取引を終えています。円の高値は「1ドル=147円62銭」、円の安値は「1ドル=148円25銭」でした。
米債券市場で長期金利が上昇し、日米金利差の拡大を意識した円売り・ドル買いが優勢でした。
米長期金利が低下して始まり、円相場は一時「1ドル=147円62銭近辺まで上昇しましたが、米長期金利が上昇に転じるとともに円売り・ドル買いの勢いが強まりました。前週から今週にかけて発表になった経済指標が米経済の底堅さを示し、米連邦準備理事会(FRB)は市場の想定ほど早期に利下げに動かないとの見方が広がっています。
7日、(FRB)の<クグラー理事>は物価動向を楽観視しているとする一方で、「今後の進展を確認するために経済データを注意深く見守るつもりだ」と述べています。同日はミネアポリス連銀の<カシュカリ総裁>、リッチモンド連銀の<バーキン総裁>からも早期利下げに慎重な発言が出ており、円相場の重荷となりました。