<藤井聡太王将>(278)@第73期王将戦七番勝負第2局
1月
21日
20日、佐賀県上峰町の大幸園で始まりました<藤井聡太王将>(21)と<菅井竜也八段>(31)の第73期ALSOK杯王将戦七番勝負の第2局は、午後6時2分、<藤井聡太王将>が51手目を封じて1日目を終えています。
<藤井聡太王将>が居飛車、<菅井竜也八段>は飛車を3筋へ振る三間飛車と第1局に続いて互いに得意戦型で対抗形ではじまりました。<藤井聡太王将>が穴熊に構え、<菅井竜也八段>は右に寄った玉の左脇に金銀4枚をひし形に並べる「ダイヤモンド美濃」と呼ばれる囲いを築きました。第1局の相穴熊とは違うものの、ともに堅陣です。午前中は探り合い模様ながら3時間30分で42手まで進んでいます。
<藤井聡太王将>が43手目に昼食休憩を挟んで1時間40分考え、7筋の歩を突き出し本局で初めて駒がぶつかると、<菅井竜也八段>も44手目の敵陣をにらむ角のせり出しに1時間25分を使うなど、午後は長考合戦。昼食後の4時間30分で8手しか進みませんでした。
持ち時間各8時間のうち消費時間は、<藤井聡太王将>が4時間4分、<菅井竜也八段>が3時間29分でした。
21日午前9時より対局は指し継がれ、同日午後に決着する見込みです。第1局を後手で先勝した<藤井聡太王将>は防衛に成功すれば、<大山康晴十五世名人>を抜いてタイトル戦20連勝の新記録を樹立することになります。