『銭形平次捕物控 美人蜘蛛』@BS12トゥエルビ
11月
21日
「伊能忠良」の書斎から「忠良」が作った日本に一枚しかない貴重な地図が盗まれます。旅を続ける江戸の伊勢参りの講中。「弥次郎平」、「喜多八」の二人連れはこの連中につかず離れず、事件の時には必ず現場にかけつけます。箱根の宿で西国浪人の「須永」が腹を切って死に、沼津の宿で浮世絵師「春星」が物干から落ちて死んだ。続いて、蒲原の宿で、太鼓持ちの「弥好」がノドをかき切られ兇器は用心棒・殿村の小柄でした。「殿村」は逃走、これまで死んだ三人とも小田原に関係のあった人物ばかりと判明し、目明し「お芳」は確信をもって「殿村」を犯人と睨みます。
「須永・春星・弥好」の三人は、小田原にいた時、藩の書物奉行「秋庭」をおとし入れ、重要書類を盗み、「秋庭」に詰腹を切らせた仲間でした。「秋庭」の子が「殿村」にちがいないと「お芳」は考えたのでした。ところで、彼女が白刃に囲まれた時、彼女を救ったのは「弥次郎平実」は「銭形平次」でした。「喜多八」はもちろん「八五郎」です。
「銭形平次」に<長谷川一夫>、「もよ」に<中村玉緒>、「お芳」に<水谷良重>、「おみさ」に<水谷多鶴子>、「殿村三之承」に<林成年>、「八五郎」に<三木のり平>、監督は<三隅研次>が務めています。