ダウ平均株価(6月13日)@終値3万4212ドル12セント
6月
14日
(CPI)の上昇率は4月(4.9%)から鈍化し前年同月比(4.0%)と、市場予想と一致しました。伸び率は11か月続けて縮小していて、去年、一時(9%)を超えた物価上昇の勢いに減速感が出てきています。食品とエネルギーを除くコア指数も市場予想並みの(5.3%)上昇となり、4月の(5.5%)から伸びが鈍っています。インフレ圧力が和らぐ方向にあることが確認され、14日に結果が発表されます(FOMC)で政策金利を据え置くとの見方を補強する材料と受け止められています。
米景気の先行きへの不安が後退し、景気敏感株に買いが入りました。ダウ平均の構成銘柄では化学のダウや建機のキャタピラーなどが上昇しています。映画・娯楽のウォルト・ディズニーやホームセンターのホーム・デポといった消費関連株の一角も高い。
もっとも、米株相場は上値の重さも意識されています。ダウ平均株価は前日までの5営業日で500ドルあまり上昇しており、(6月12日)には(4月28日)の「3万4098ドル16セント」以来の高値「3万4066ドル33セント」を付けています。利益確定売りも出やすい状況です。
終値は6営業日続伸し、前日比145ドル79セント(0.43%)高の3万4212ドル12セントで終えています。
ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は4日続伸し、前日比111.400ポイント(0,89%)高の1万3573.321でした。 S&P種500は、前日比30.08 (0.69%)高の4369.01でした。