4日、北欧フィンランドが北大西洋条約機構(NATO)に正式加盟しました。新規加盟は2020年の北マケドニア以来で31カ国目になります。(NATO)拡大阻止を狙いウクライナ侵攻に踏み切ったロシアは、その思惑とは裏腹に、安全保障上の大きな「緩衝地帯」を失うことになります。 くしくも74年前の4月4日は、欧米12カ国による北大西洋条約の署名日でした。ブリュッセルのNATO本部には、団結と連帯を象徴するフィンランド国旗が掲揚されました。 高い軍事力と予備兵力を誇るフィンランドの加盟は、(NATO)全体の防衛強化につながると期待されています。一方、1300キロ以上に及ぶフィンランド国境でロシアと接することになり、緊張が高まる懸念もあります。