『REVOLUTION+1』@<足立正生>監督
3月
6日
『連合赤軍 あさま山荘への道程(みち)』・『止められるか、俺たちを』などに出演した<タモト清嵐>が、<山上容疑者>をモデルにした青年「川上哲也」を演じ、主人公の「川上哲也」が手製の銃で凶行に及ぶまでの人生を描いています。
「川上哲也」は、普通よりは裕福な家庭で、何不自由ない生活を送りながらそだちましたが、仕事と人間関係に疲れ果てた父が自殺したことからすべては一変。兄は病に倒れ、妹は急な生活の変化に戸惑い反抗的になり、「哲也」自身も大学進学の道を断念せざるを得なくなります。
母はすがるような思いで統一教会に入信し、父が残した財産も献金を繰り返してすべて失い、遂には自己破産をしてしまいます。そのことで家族はバラバラになり、「哲也」はすべてを奪った元凶である統一教会への復讐を誓います。一時期、自衛隊にいたこともある「哲也」は、その経験をいかし、自室に閉じこもって改造拳銃を作り続けます。
脚本は『止められるか、俺たちを』の<井上淳一>と<足立正生>の共作です。2022年7月8日に<安倍元首相>が銃撃されて死亡する事件が発生し、それからわずかな期間で脚本執筆から撮影、編集などが行われ、9月27日の日本武道館で行われた<安倍元首相>の国葬の日には、未完成版ながらも緊急上映されて大きな話題となりました。2022年12月24日から完成版が一部劇場で先行上映されています。