トルコ・シリア大地震、9.1Mのずれ
2月
26日
日本の観測史上最大の内陸地震としては、1891年(明治24年)10月28日に岐阜県などを襲った濃尾地震(Ⅿ8.0)の約8メートルが最大です。内陸の地震で水平方向のずれとしては世界最大級だろうとしています。
(Ⅿ7.8)は2月6日未明、北東部から地中海に伸びる東アナトリア断層で起きています。9時間後、この断層から分岐する別の活断層で(Ⅿ7.5)が発生しています。
トルコの政府機関が公開した航空写真から道路のずれなどを分析したところ、(Ⅿ7.5)の震源真上周辺で9.1メートルのずれを確認しました。作業は完了していないため、もっと大きなずれが見つかる可能性もあります。
(Ⅿ7.8)の東アナトリア断層付近では、震源真上の北東約50キロで7.7メートルのずれも見つかっています。