「名古屋テレビ塔」重要文化財に指定
10月
13日
1954年6月19日に竣工、開業した名古屋テレビ塔は高さ178.7メートルで、建設当時は日本一の高さを誇った自立式鉄塔でした。日本初のテレビ放送用集約電波鉄塔で、空襲で焼け野原になった名古屋の復興のシンボルでした。
後に「通天閣」(1956年10月28日開業)や「東京タワー」(1958年12月23日竣工)を設計した建築家<内藤多仲>の代表作の一つとしても知られています。歴史的、技術的な価値の高さが評価されました。
2011年にアナログ放送が終了しますと、電波塔としての役目を終えています。一時は解体論もささやかれましたが、街のランドマークとしての存続が決まりました。2019年1月から改修工事が行われ、約1年8カ月後、塔内にホテルや結婚式場などを備えて新装オープン。塔のある久屋大通公園の北側も、散策や飲食を楽しめる店舗や芝生が広がるスペースに生まれ変わっています。2021年に「中部電力 MIRAI TOWER」に名称変更しています。