劇映画デビュー作『家路』(2004年)で高く評価されたドキュメンタリー出身の<久保田直>監督が、日本全国で年間約8万人にも及ぶという「失踪者リスト」に着想を得て制作した『千夜、一夜』が、2022年10月7日より公開されます。『いつか読書する日』(2005年・監督:緒方明)の<青木研次>がオリジナル脚本を手がけ、愛する人の帰りを待つ女性たちに待ち受ける運命を描き出します。
北の離島にある美しい港町で、「登美子」は30年前に突然姿を消した夫の帰りを待ち続けています。漁師の「春男」は彼女に思いを寄せていますが、彼女がその気持ちに応えることはありません。そんな「登美子」の前に、2年前に失踪したという夫「洋司」を捜す「奈美」が現れます。「奈美」は自分の中で折り合いをつけて前に進むため、「洋司」がいなくなった理由を求めていました。ある日、「登美子」は街中で偶然にも「洋司」の姿を見かけます。
主人公「登美子」を<田中裕子>、「奈美」を<尾野真千子>、「春男」を<ダンカン>、「洋司」を<安藤政信>が演じています。
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