『エルヴィス』@<バズ・ラーマン>監督
6月
26日
スターとして人気絶頂のなか若くして謎の死を遂げた<エルヴィス・プレスリー>の物語を、『監獄ロック』など名曲の数々にのせて描いていきます。<エルヴィス・プレスリー>は、ザ・ビートルズやクイーンなど後に続く多くのアーティストたちに影響を与え、「世界で最も売れたソロアーティスト」としてギネス認定もされています。
腰を小刻みに揺らし、つま先立ちする独特でセクシーなダンスを交えたパフォーマンスでロックを熱唱する<エルヴィス>の姿に、女性客を中心とした若者たちは興奮し、小さなライブハウスから始まった熱狂はたちまち全米に広がっていきました。しかし、瞬く間にスターとなった一方で、保守的な価値観しか受け入れられなかった時代に、ブラックカルチャーを取り入れたパフォーマンスは世間から非難を浴びてしまいます。
やがて故郷メンフィスのラスウッド・パークスタジアムでライブを行うことになった<エルヴィス・プレスリー>でしたが、会場は警察に監視され、強欲なマネージャーの「トム・パーカー」は、逮捕を恐れて「エルヴィス・プレスリー」らしいパフォーマンスを阻止しようとします。それでも自分の心に素直に従った<エルヴィス>のライブはさらなる熱狂を生み、語り継がれるライブとなっていきます。
『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』などに出演した<オースティン・バトラー>が「エルヴィス・プレスリー」役に抜てきされ、マネージャーの「トム・パーカー」を<トム・ハンクス>が演じています。