ファルコン昆虫記(902)【ホソマダラシリアゲ】(4)
5月
4日
5月から6月にかけて見られる前翅長12~15ミリ程度ですが、本州中部以西に分布しており、あまり多く、見られる種ではないとのことですが、1年に1回でも観察できるのは喜ばしい記録です。
「ヤマトシリアゲ(ベッコウシリアゲ)」などと比べて、全体に小型で華奢な姿で、「プライアシリアゲ」 に比べ、翅の黒い模様が細く、小斑紋が多い印象があります。
また、「ヤマトシリアゲ」が翅を平らにたたむのに対して、【ホソマダラシリアゲ】は脈翅目(カゲロウなど)のように屋根形にたたみますので、実際には名称の由来となっています「お尻を上げている」状態は翅が邪魔して確認できません。