ファルコン昆虫記(790)アルミサッシの溝に【プライアシリアゲ】(2)
5月
18日
シリアゲ目(長翅目)シリゲ科に分類され、前翅長18ミリ程度の大きさ、細長い体に細長い触角と細長い脚を持ち、膜状の翅です。
体色は黒色で、脚と腹部接合膜、前胸背前方は黄褐色をしています。翅の模様は個体変異が多く、北日本では模様がありません。
完全変態の昆虫として、古生代最後のペルム紀(約2億9900万年~約2億5100万年前)の化石が見つかっていますので、まさに「生きた化石」と呼ぶことができます。
「トンボ」や「ゴキブリ」の化石も古生代から発見されていますが、これらはいずれも<蛹>にならない「不完全変態」の昆虫たちです。