『フィラデルフィア』<ジョナサン・デミ>@BS12
12月
18日
一流法律事務所に勤務する弁護士「アンドリュー・ベケット」は、自分がエイズに感染したことを知ります。やがて会社は「ベケット」に解雇を宣告。エイズ患者に対する不当な差別だとして「ベケット」は訴訟を決意し、以前は敵として法廷で闘ったことのある「ミラー」に弁護を依頼します。
黒人弁護士「ジョー・ミラー」は「ベケット」がエイズ患者であり、かつ同性愛者であることに偏見を抱き、一度は依頼を断りますが、それでも偏見や蔑視と戦おうとする「ベケット」の姿に心を打たれ、弁護を引き受けます。
しかし、裁判は日に日に衰弱していく「ベケット」とその関係者にとって過酷なものになっていきます。
『羊たちの沈黙』の<ジョナサン・デミ>監督が、自由と兄弟愛の街フィラデルフィアで展開される裁判の行方を描いたドラマとして、「ベケット」を演じた<トム・ハンクス>が第66回アカデミー主演男優賞を受賞。「ブルース・スプリングスティーン」による主題歌『ストリーツ・オブ・フィラデルフィア』も歌曲賞を受賞した作品です。