ダウ平均株価(12月3日)@終値3万4580ドル08セント
12月
4日
米労働省の雇用統計で景気動向を映す非農業部門雇用者数は前月比21万人増と市場予想(57万3千人増)を下回っています。労働参加率は小幅に上昇した一方、平均時給の伸び率は鈍化しました。相対的に賃金水準の低い労働者の増加を示唆する内容で、賃金上昇率の鈍化が続けば「(FRB)に対する早期の引き締め圧力を和らげるだろう」との見方が出ていますが、失業率は(4.2%)と10月(4.6%)から低下し、市場予想(4.5%)も下回り、強弱感が混在する結果で市場の評価も分かれているようです。
米国でも新型コロナウイルスの「変異株(オミクロン)」の感染者が相次ぎ確認されています。米IT大手が社員に出社の再開を求める時期を延期するなど、年末年始にかけ行動制限の動きが強まるとの懸念は投資家心理の重荷となっています。