ダウ平均株価(10月20日)@終値3万5609ドル34セント
10月
21日
市場予想を上回る米主要企業の決算発表が続いているうえ、暗号資産(仮想通貨)の「ビットコイン」は、一時6万7000ドル近くに上昇し、過去最高値更新で投資家心理が強気に傾いています。ただ、米長期金利の(1.60%)の上昇を受けて高PER(株価収益率)銘柄であるハイテク株は売りが優勢になり、相場の上値を抑えました。
20日朝に発表されました2021年7~9月期決算で1株利益が市場予想を上回った通信のベライゾン・コミュニケーションズが上昇し、前日までに好決算を発表した保険のトラベラーズや医療保険のユナイテッドヘルス・グループに買いが入りました。好調な企業収益を受けて景気への楽観も広がり、化学のダウや建機のキャタピラー、クレジットカードのアメリカン・エキスプレスなど景気敏感株が上昇しています。
ハイテク比率が高いナスダック総合株価指数は6営業日ぶりに反落し、前日比7.412ポイント安の1万5121.678で終えています。