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- ダウ平均株価(10月4日)@終値3万4002ドル92セント
4日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は反落し、前週末比323ドル54セント(0.94%)安の3万4002ドル92セントで取引を終えています。
朝方に米長期金利が上昇する場面があり、PER(株価収益率)が高く、金利上昇時に売られやすい主力ハイテク株が下げを主導しています。中国不動産大手、「中国恒大集団」を巡る香港株式市場での売買停止や米連邦政府の債務上限問題もくすぶり、投資家のリスク回避姿勢が強まりました。
ハイテク株の持ち高を一段と縮小する動きが広がり、スマートフォンのアップルとソフトウエアのマイクロソフトが下げています。ダウ平均株価の構成銘柄以外では交流サイトのフェイスブックが(5%)安、ネット通販のアマゾン・ドット・コムが(3%)安で終えるなど、主力ハイテク株は総崩れでした。IT企業の銘柄が多いナスダック店頭市場の総合指数の終値は311・22ポイント安の1万4255・48でした。
米原油先物相場が、前週末比1.74ドル(2.29%)高の1バレル=77.62ドルと約7年ぶりの高値を付けたことも投資家心理を冷やしました。サプライチェーン(供給網)混乱や人件費増に加えて、エネルギー価格の上昇が企業集積を圧迫するとの懸念が出ています。
一方、製薬のメルクが引き続き上昇しており、相場全体を支えています。メルクは、同社が開発を進めている新型コロナウイルス治療の経口薬「モルヌピラビル」に対する期待感から前週末に続き買いが入っています。治療薬が普及すれば経済活動の正常化に期待がかかります。
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