日経平均株価(8月16日)@終値2万7523円19銭
8月
16日
新型コロナウイルスで感染力が強い「変異株(デルタ型)」の感染が広がる中、内外景気の先行きへの警戒感が強まって売りにつながっています。
前週末13日に発表された米ミシガン大学による8月の米消費者態度指数は(70.2)と前月(81.2)から大きく下回り、市場予想も下回りました。日本でも新型コロナの新規感染者数の増勢に歯止めがかからず、重症者数は連日で過去最多を更新している情況です。東京や大阪など6都府県を対象とする「緊急事態宣言」の対象地域の拡大や期限延長の懸念もあって、投資家のリスク回避ムードが強まっています。
取引開始前に内閣府が発表した4~6月期の実質国内総生産(GDP、季節調整値)は、前期比年率で(1・3%)増と、2四半期ぶりにプラス成長となっています。民間予想の中央値(0・6%増)を上回っていますが、取引の好材料とする向きは限られたようです。