『ロープ』<アルフレッド・ヒッチコック>監督@NHK BSプレミアム
2月
10日
<アルフレッド・ヒッチコック>監督が、アメリカで1924年に実際に起きた「レオポルドとローブ事件」をもとにした舞台劇を映画化しています。また、映画の冒頭で<アルフレッド・ヒッチコック>自身が、新聞を持って通りを歩いているカメオ出演しています。
物語の全編をワンシーンで繋げ、映画内の時間と現実の時間が同時進行するという実験的な手法で描いています。本作品はヒッチコック初のカラー作品(テクニカラー)です
ニューヨークのとあるアパートの一室。大学を出たばかりの青年「フィリップ」と「ブランドン」が同級生を絞殺し、その死体を衣装箱に入れます。殺害の動機は、自分たちが他者より優れていることを証明するためだけでした。2人はさらなるスリルを求め、被害者の父や恋人、恋仇、伯母、そして恩師である大学教授を部屋に招いて晩餐会を開きます。犯した罪の恐ろしさに次第に冷静さを失っていく「フィリップ」と、大胆にも死体を見せたい衝動に駆られる「ブランドン」でした。
「フィリップ」役に<ファーリー・グレンジャー>、「ブランドン」役に<ジョン・ドール>が演じ、教授役に『素晴らしき哉、人生!』(1946年・監督: フランク・キャプラ)の<ジェームズ・スチュワート>が扮しています。