『きこえなかったあの日』@<今村彩子>監督
1月
31日
監督自身も耳の聞こえない<今村彩子>は、2013年に発表した『架け橋 きこえなかった3.11』にて東日本大震災の被災地で困難に置かれたろう者の状況を伝え、震災から10年が経過しようとしている現在も宮城に通い続けています。本作では、東日本大震災だけでなく、2016年4月14日の熊本地震、2018年6月28日から7月8日の西日本豪雨、そして新型コロナウイルスの流行といった災害の中で、困難の渦中にいる耳の聞こえない人たちの姿をとらえていきます。
<今村彩子>は「東日本大震災で被災したろう者たちを取材しながら、当時のわたしは耳のきこえない人たちのことを『知ってほしい』と思っていました。しかし、今は一人のひととして、『出会ってほしい』と思っています。そして、どうしたらより心を通い合わせられるのかを、一緒に考えてもらえたら嬉しいです」と語っています。