下側に輝くのが、「木星」 左上順に「ガニメデ」と「カリスト」
木星と土星が、21日から22日にかけて約400年ぶりに大接近します。「接近」と呼んでいますが、実際に2つの惑星が近づいているわけではなく、地球から見たときの方向が同じになり、近づいて見えるというわけです。日本では21日の日没後の南西の空で姿を確認することができます。
高倍率の望遠鏡や望遠レンズでは木星の周りにガリレオ衛星と呼ばれる四つの衛星イオ、エウロパ、ガニメデ、カリストが観察できます。
木星と土星は約20年ごとに接近しますが、今回は二つの惑星が、地球から見たときの軌道の交点近くで接近する珍しい現象で、約0.1度まで近づくといいます。同程度まで接近するのは1623年7月17日(日本では元和9年、徳川家光が江戸幕府3代将軍になる1か月ほど前)以来のことで、397年ぶりとなります。次回、今回と同程度近づくのは60年後の2080年になります。
21日の神戸市の日の入りは午後4時52分、木星・土星が没する時間が午後7時過ぎで、日の入りの1時間後から2時間後にかけて見やすい時間帯となります。最も近づくのは22日午前3時頃ですが、日本では地平線の下となり見ることはできません。
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