<池脇千鶴>『その女、ジルバ』@東海テレビ・フジテレビ系
11月
23日
「オトナの土ドラ」シリーズ第31弾となる同作は、「第23回手塚治虫文化賞マンガ大賞」(2019年)を受賞した<有間しのぶ>(56)の漫画(小学館)が原作です。大手百貨店の倉庫で働く彼女は恋人なし、貯金なし、老後の安心なしの人生崖っぷちの40歳の主人公・負け組OLの「笛吹新(うすい・あらた)」は、リストラで希望の職場も追われ、夢も、仕事も、結婚も、全部諦めかけていました。そんな時に目にしたのは「ホステス募集 ただし40歳以上!」の張り紙で、「何かを変えたい。変えないと、私は私の人生を嫌いになってしまう」と決意します。
BARの扉の向こうにいたのは自称50代~80代までの元気な高齢ホステスたちで、戦前戦後、昭和、平成、令和へ、どんな時代も明るくポジティブに生きてきた彼女たちの姿を見て、「新」も少しずつ輝き始め、職場でも仕事の取り組み方に変化が起きてきます。一軒の店との出会いが、新の人生を大きく変えることになり、小さな一軒の店で繰り広げられる不思議な物語が展開されていきます。
ドラマの監督は<村上牧人>、<根本和政>らが務め、脚本は『Dr.コトー診療所』シリーズ、『忠臣蔵~四十八人目の忠臣』、映画『涙そうそう』(2006年・監督: 土井裕泰)、『ハナミズキ』(2010年・監督: 土井裕泰)などで知られる<吉田紀子>(60)が担当します。