昨日11月14日(土)は、高気圧に覆われた晴れたところが多く、全国各地で澄んだ夕焼けが見られました。夕日が水平線に沈むのが見られる場所からは、太陽が「Ω状」に変形して見える蜃気楼の一種「だるま夕日」が各地で出現しています
この現象は一般的に「だるま太陽」や「だるま夕日」と呼ばれるもので、冬期によく目撃される現象です。
空気の密度が鉛直方向に急激に変化している状態の時に風景が歪んで見える「下位蜃気楼」現象によるもので、十分に冷やされた大気の下層が海面により暖められることで空気の密度差が大きくなり、下側に夕日の虚像が見えることでだるま型になるといわれています。
関東以西の太平洋沿岸では海面水温が20℃程度以上あるとみられ、一日の中ではあまり大きく変動しません。
一方、日が傾くと気温は急速に低下し、陸から海に向けて風が吹き始めます。このため、海面上の気温とその上の層の気温の差が大きくなったことなどから、光が屈折して蜃気楼が発生し、だるま状の夕日が見られたようです。
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