『パピチャ 未来へのランウェイ』@<ムニア・メドゥール>監督
10月
23日
アルジェリアで17歳まで過ごし、これが長編映画監督デビュー作となる<ムニア・メドゥール>が、自身の経験から生み出し脚本を手がけ、2019年・第72回カンヌ国際映画祭ある視点部門で上映されて称賛を集めましたが、本国アルジェリアでは当局によって「上映禁止」となりました。
1990年代、アルジェリア。ファッションデザイナーを夢みる大学生の「ネジャマ」は、ナイトクラブで自作のドレスを販売していましたが、イスラム原理主義の台頭により、首都アルジェでは女性に「ヒジャブ」の着用を強要するポスターがいたるところに貼り出されていました。そんな現実に抗う「ネジュマ」は、ある悲劇的な出来事をきっかけに、自分たちの自由と未来をつかみ取るため、命がけともいえるファッションショーの開催を決意します。