JR東日本は6日、トヨタ自動車、日立製作所と連携し、水素を燃料に走る列車の試験走行を、2022年3月ごろに始めると発表しています。
JR鶴見線、南武線尻手支線、南武線(尻手~武蔵中原)で試験運行を3年程度実施され、その後の実用化を目指します。
ハイブリッドシステムの仕組みは、まず水素タンクに充填された水素が燃料電池装置へ供給され、空気中の酸素との化学反応により発電。主回路用蓄電池が電力を受け取り、主電動機へ送電することで車輪を制御する。発電やブレーキから得られる余剰の電力は、主回路用蓄電池に充電されます。トヨタの燃料電池と、ブレーキ時に発生する電力などを蓄える日立のハイブリッドシステムを併用する仕組みです。
鉄道車両の名称は「HYBARI(ひばり)」で、HYdrogen-HYBrid Advanced Rail vehicle for Innovationの頭文字をとっての命名になっています。車両形式はFV-E991系、2両1編成。最高速度は時速100km、航続距離は最大約140kmです。
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