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神戸:ファルコンの散歩メモ

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今年の読書(26)『新任刑事(上)』古野まほろ(新潮文庫)

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今年の読書(26)『新任刑事(...
刑事物好きとして、著者<古野まほろ>の 『パダム・パダム』 が面白く読めましたので、文庫にての新刊の広告を見て購入したのが、本書『新任刑事(上)・(下)』の2冊です。

冒頭の書き出しで、景観殺しの傷害致死の時効寸前の「渡辺美彌子」が登場しますので、ある程度の筋立てを予測しながら読み出しましたが、標題通り新任刑事「原田貢」の刑事としての捜査環境と警察組織の描写に徹した感じで(上巻)は費やされています。

愛予警察署の駅前交番勤務から、「土居」署長の抜擢で刑事捜査一課強行班に組み込まれた28歳の巡査長「原田貢」は、同期の「上内亜梨子」巡査部長のしたで、次々と舞い込む変死体や作成しなければならない膨大な書類作成に新人として奮闘していました。そんなおり、「原田貢」は、全国指名手配の逃亡犯「渡辺美彌子」に関するタレ込み電話を受けます。

「美彌子」に殺害されたのは愛予警察署の公安課長ということで、時効完成まで2カ月と迫った事件に愛予警察署として犯人確保は「土居」署長の至上命令でした。

上甲警部以下の強行班メンバーの執念の追跡が始まります。タレ込み電話を元に強行班はスナック「ルージュ」に勤務している人物が「渡辺美彌子」だと突き止め逮捕に向かうのですが、女に逃走されるところで(上)の347ページは終わります。
#ブログ #文庫本 #読書

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