太陽系外から飛来した彗星「2I/ボリソフ」
(24日にケック望遠鏡で観測)。尾の長さは地球の直径の14倍になった(画像:米エール大学)
太陽系外から飛来した彗星(すいせい)を米ハワイ島にあるケック望遠鏡で24日に観測した画像が、米エール大学のホームページで公開されています。12月上旬に太陽に最接近する見通しで、ガスやちりで構成される尾の長さは地球の直径の約14倍になったといいます。
この 彗星「2I/ボリソフ」 は8月末に発見され、太陽系外から飛来した「オウムアムア」に続く2番目の天体と国際天文学連合(IAU)に認定されました。
本体の核は氷が主成分とみられ、太陽に近づくにつれて融解し、ガスやちりが放出されています。太陽系の彗星との違いが見つかれば、太陽系以外の惑星系を探る手掛かりになるため、太陽系から遠ざかるまで集中的に観測が行われます。
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