探査機「はやぶさ2」(18)目印の投下に成功@「リュウグウ」(21)
5月
31日
「はやぶさ2」は30日午前11時半ごろ、小惑星の上空約10メートルまで降下し、着陸の際に目印となるターゲットマーカーを投下した。(JAXA)は、目印がクレーターの近くに着地したことを確認しています。クレーター周辺の地表も断続的に撮影できたといいます。
「はやぶさ2」は今月16日、降下中に高度計の切り替えがうまくいかず、目印を投下する前に緊急上昇していました。今回は高度計を調整しての再挑戦でした。
「はやぶさ2」は2度目の着陸で、クレーター付近から石や砂を採取する計画です。地中で放射線や熱にさらされてこなかった、太陽系ができたばかりのころの姿を保つ試料を地球に持ち帰る予定です。「リュウグウ」は太陽に接近して地表の温度が上昇するため、高温で機体を損傷しないよう7月初めまでに着地しなければなりません。