本日のお茶菓子は、「よもぎ餅」です。
若草色の餅やだんごの材料で知られる「よもぎ」は、3月~5月の若芽の柔らかい部分を使っています。春から初夏にかけて、今が旬で摘み立ての若芽でつくったものは格別で、色も香りもまさに本ものが楽しめます。
キク科ヨモギ属の「よもぎ」は日本・韓国と各地に生息し、野草として路傍などで見つけることができます。
この「よもぎ」、古来より、お灸の「もぐさ」に使われてきました。東洋医学や漢方では鎮痛作用や抗炎症作用があるだけでなく保湿を高め、血流をよくするということで、「カイヨウ」という名前で売られています。
「よもぎ」はお肌の美容や治療の「よもぎ風呂」、婦人科系に効果があるという「よもぎ蒸し(汗蒸幕)」など私たちの生活に密着したハーブでもありました。ヨーロッパでも薬草としての効果が知られ、アブサンというお酒(リキュール)にも使われています。
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