東京メトロは10月11日、丸ノ内線の新型車両「2000系」を中野車両基地で報道陣に公開しています。2019年2月に運行を開始します。同線に新型車両が導入されるのは現在の「02系」電車以来約30年ぶりになります。
丸ノ内線は1954(昭和29)年から1962(昭和37)年にかけて、現在の池袋~大手町~新宿~中野坂上~荻窪間(本線)24.2㎞と中野坂上~方南町間(方南町支線)3.2㎞が開業。このころ導入された外観は、アルミ無塗装に赤いラインを入れた02系とは異なり、かつて丸ノ内線の顔として活躍した「300形」や「500形」などに採用された「赤い車体に白のライン」のデザインを復活。同路線の象徴である波模様の「サインウェーブ」を施した。伝統を踏襲する一方、随所に最新技術を取り入れて快適性と安全性を向上させています。
車両デザインに関しては、新幹線「N700系」やJR西日本の豪華寝台列車 「トワイライトエクスプレス瑞風」 などに携わった<福田哲夫>氏と、<福田一郎>氏が監修しています。外観は「グローイング・スカーレット」と呼ぶ鮮やかな赤の車体色で、ホームドアがあっても見やすいようサインウェーブは窓の上に入れられています。
前面は丸みを帯びた形状で運転席部分を黒で強調。「丸」はほかの部分でもデザイン上の特徴となっており、車端部の窓も丸型を採用した。東京メトロの車両では初めてで、全国的に見ても通勤電車では珍しい形状です。
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