< 無人探査車「キュリオシティ」が撮影した火星表面(画像・米航空宇宙局) >
米科学誌サイエンス(電子版)は25日、火星の地下深くに「湖」があることが分かったと報じています。火星で液体の水の存在が確認されたのは初めてです。
欧州宇宙機関(ESA)が打ち上げた探査機「マーズ・エクスプレス」が、火星周回軌道上からレーダーを使って探知しました。湖は火星南極の地下にありますが、低温で塩分が多いとみられ、生命が存在する可能性は低いとされています。
火星は今より大気が濃く、暖かかった数十億年前、地表に液体の水が流れていたと考えられている。しかし、現在は大気が薄くなって気圧が下がったため、地表の水は蒸発し、極地などに氷の状態で存在しているだけとみられていました。
「マーズ・エクスプレス」は2003年に打ち上げ。子機による火星地表への着陸には失敗しましたが、親機(オービター)は周回軌道で観測を続け、これまでに火星南極などで氷の存在を確認していました。
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