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神戸:ファルコンの散歩メモ

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今年の読書(36)『にらみ』佐伯泰英(新潮文庫)

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今年の読書(36)『にらみ』佐...
歌舞伎の世界では、「成田屋」のお家芸「にらみ」をタイトルトする<新・古着屋総兵衛>シリーズも 『虎の尾を踏む』 に次ぎ本書で第14巻目です。

6回目の「古着大市」の開催を目前に、大黒屋に「古着大市」を取りやめないと客を殺戮するとの脅迫状が届きます。

裏の貌の影<九条文女>との密談の帰り、総兵衛一行は怪しげな艾の煙と小道具を使う集団に襲撃され、総兵衛は情報網を駆使して、脅迫状の送り主を探し出します。やがて許婚<桜子>の母親<坊城麻子>から朝廷と公儀の繋ぎ役の人物が浮かび上がり、「古着大市」開催前に敵を抹殺してしまいます。

読み終った多くの読者はタイトルの「にらみ」の意味に「なるほど」と唸ったことだと思います。
#文庫本 #読書

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